東京女子医科大学と細胞農業技術の確立に向けた共同研究契約を締結

2017年11月16日
インテグリカルチャー株式会社


東京女子医科大学と細胞農業技術の確立に向けた共同研究契約を締結

細胞培養による食肉生産に向けた研究開発を加速

 

要旨

 

インテグリカルチャー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:羽生雄毅、以下、「当社」という。)は、学校法人東京女子医科大学と委託研究契約を締結し、
細胞農業技術の確立に向けた「細胞間相互作用により目的の細胞の増殖を誘起させる培養方法を用いた還流培養機器の試作と実証」(以下、「本共同研究」という。)を推進することになりました。

本共同研究を通じて、原材料の大半を成す培養液の動物由来成分フリー化と低価格化を実現して、
一部でコスト高が制約となっている再生医療研究への一助となるほか、この培養液を運用する大規模化可能な還流培養技術の開発を加速し、
クリーンミート(純肉)の早期商業化を目指します。

 詳細は下記をご覧ください。

細胞農業について

細胞農業(Cellular Agriculture)とは、本来は動物や植物から収穫される産物を特定の細胞を培養することにより生産する方法です。
その一つである「クリーンミート(純肉)」は、細胞培養技術を駆使して食肉を生産することで環境負荷と公衆衛生上のリスクを除去し、
世界中で高まる食肉需要に対して持続可能な供給手段を提供する可能性を持つ次世代の畜産技術です。

 

インテグリカルチャー株式会社について

当社は、細胞農業が普及する世界の実現に向けて、原材料コストの大半を成す培養液の低価格化と、細胞培養の大規模化技術を開発しています。
従来の細胞培養方法で純肉を生産するには、100gで数百万円のコストがかかりました。
そこで当社では、動物由来成分フリーで低価格な培養液と、この培養液をフロープロセスにより大規模に運用可能な培養システムを試作し、
純肉の製造コストを3万円以下に下げる技術を開発しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

小規模試験プラントコンセプト

 

今後の期待

再生医療分野で世界最高水準にある東京女子医科大学先端生命医科学研究所の技術と、細胞農業分野をリードする当社の共同研究により、細胞及び生体組織培養の大規模化が期待されます。
本研究の成果によって示される大規模細胞培養技術は、コスト高が問題となっている再生医療の発展に貢献するほか、
近く市場規模200兆円を超えるとされる世界の水産・畜産需要を取り込む技術的足掛かりとなることが期待され、
将来的には我が国の食糧安全保障環境の改善につながることが期待されます。

 

当社の低価格培養液について

現行の培養液に含まれる牛胎児血清(FBS)を一般食品を原料とする「FBS代替」で置換することで動物由来成分を不使用にし、価格を大幅に低減した培養液です。
後述する培養システム(特許取得済み)とともに利用することで、純肉の生産に必要な培養液のコストを、1リットルあたり10円以下、従来の1000分の1以下まで低減します。

 

当社の培養システムについて

細胞の増殖を促す成分を発する細胞と筋肉細胞等を同時に培養することで、上記の低価格培養液の効能を大幅に引き上げ、純肉の効率的な生産を可能とするシステムです。現行の使い捨てのバッチ式と異なり、弊社の培養システムは連続フロー式で細胞培養を行うため、並列化や大型化によるスケールアップが可能です。

 

【お問い合わせ先】

インテグリカルチャー株式会社(担当:羽生)

E-mail: info@integriculture.jp

 

以 上